ウォルト・ディズニーお墨付き！アーティスト、メアリーブレアって？

今回ご紹介するのはオクラホマ出身のアーティスト、メアリー・ブレアです。

こちらの作品をご覧いただきましょう。

アリスがうさぎの穴から落ちていくシーンですね。鏡を境にして世界が反転している不思議な絵です。アリスはおなじみの黄色い髪に青いワンピースとエプロン姿。線を中心とした描き方ではなく、切った色紙を貼り合わせたかのような作風に特徴が出ていますね。

ディズニーランドのアトラクション、イッツア・スモール・ワールドのコンセプトアートです。カラフルながら色同士がケンカせずまとまっている点は、メアリーの手腕のすごさを物語っています。扉や屋根の形が個性的で見飽きないですね。平和な世界を願う気持ちがよく表現されています。

1911年、アメリカのオクラホマ州に生まれたメアリーブレア。高校卒業後、サンノゼ州立大学に進学し、アーティストを目指すようになります。また、シュイナード芸術学校では水彩画を学びました。卒業後にリー・ブレアと結婚し、1939年、ディズニースタジオに所属します。

2年後に一時的に退職しますが、すぐに復帰し、新作の製作のための南米視察旅行に参加します。この旅行中にウォルト・ディズニーに才能を認められ、ディズニーの作品に多くかかわるようになるも、1953年に退社、広告・イラストなどの世界に活動の幅を広げました。

気に入っていただけましたか？陰影表現をあえて排したフラットな画風が魅力的でしたね。下記のメアリーブレアの本も要チェックです。それでは今回もみなさんに瞳の至福が訪れますように！

まんぷくまなこ